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ピロリ菌とは

腸の中には様々な細菌が生息しています。
これらの菌は、体に良い働きをしてくれる「善玉菌」と「悪玉菌」とに分けることができ、腸の中で善玉菌の割合が高いほど、腸内環境は良い状態であると言えるのです。

ほとんどの細菌は定着する事がないのですが、悪玉菌の1つである「ピロリ菌」は、胃の中で定着して、胃潰瘍や胃がんの原因にもなる菌として問題視されています。
最近ではピロリ菌を撃退する乳酸菌を含むヨーグルトも開発されていて、話題になっていますよね。

ピロリ菌はどうして胃の中で定着することが可能なのでしょうか。
私たちの胃の中は胃酸のために、強い酸性となっています。このため、ほとんどの最近は生息することができないのです。
ですがピロリ菌は、「ウレアーゼ」という酵素をたくさん持っているため、胃の中の尿素をアンモニアに変化させてアルカリ性にしてしまうのです。
ピロリ菌の周囲だけアルカリ性に緩和されてしまうので、他の菌は生息不可能でもピロリ菌は定着することが可能なのですね。

ピロリ菌は、どこから体の中に入ってきてしまったのでしょう。
はっきりとした感染経路はまだ分からないのですが、口から入ってしまったのではないかと言われています。
幼い頃に、汚染された水が口に触れたり、ピロリ菌を持っている親と食事の口移しをしたりしたことなどによるものではないかと考えられているのです。

ピロリ菌が胃の中に生息しているからといって、全ての人に病気が引き起こってしまうわけではありません。
ピロリ菌を持つ人のうち、病気を発症してしまう人は約2~3%程度で、生息してから発症するまでには、数十年かかる場合もあるのです。

ですが、胃炎や胃潰瘍、胃がんなどを引き起こす原因となることは事実です。早期発見、早期治療が大切ですよ。
簡単な検査で発見することが可能なので、一度検査しておくと安心です。